クーポン配布 問い合わせ お知らせ ブログ ログイン
🎁 無料動画視聴はこちら
マイページへ

大規模言語モデルに安全にローカルPCを利用させるMCPとは

公開日: 2025-01-02 20:10:53

   

カテゴリ: AI

494 PV
大規模言語モデルに安全にローカルPCを利用させるMCPとは

大規模言語モデルに安全にローカルPCを利用させるMCPとは?

こんにちはUdemy講師の神草です。 最近、大規模言語モデル(LLM)の進化が目覚ましいですが、その一方で、 「ローカルPCのデータを安全に活用したい」 というニーズも高まっています。

そこで注目されているのが、MCP(Model Context Protocol) です。 今回は、このMCPについて、その特徴から具体的な活用例まで、わかりやすく解説していきます。

MCPとは?

MCP(Model Context Protocol)とは、AIアシスタントと様々なデータやツールを安全に接続するための新しい仕組みです。 これまで、LLMは外部リソースへのアクセスが制限されていましたが、MCPを使うことで、ローカルPCのファイルやWeb検索結果、その他のツールと連携できるようになりました。

MCPのイメージ図

MCPの主な特徴

MCPには、主に以下の3つの特徴があります。

1. 接続の自由度が高い

ローカルPCのファイル、Google Drive、Slack、GitHubなど、様々なデータやツールと連携できます。 これにより、LLMの活用範囲が大幅に広がります。

2. 双方向のやり取り

LLMは、必要な情報を読み取るだけでなく、ユーザーの許可があれば、データの更新や新しい情報の書き込みも可能です。 これにより、より高度なタスクを自動化できます。

3. データプライバシーの保護

LLMがユーザーのデータにアクセスする際には、必ずユーザーの許可を求めます。 許可なく他の場所にデータを送ったり、ファイルを削除することはありません。 このため、安心してLLMを活用できます。

MCPの導入の流れ(macOSの場合)

MCPの導入は、以下の手順で行います。

  1. デスクトップアプリのダウンロード
  2. Claudeのデスクトップアプリをダウンロードします。 Claudeデスクトップアプリをダウンロード

  3. Quickstartガイドに従ってセットアップ

  4. 公式のQuickstartガイドを参考に、必要な準備を行います。 Quickstartガイド

  5. テーブルの作成

  6. データベース用のテーブルを作成します。

  7. Configファイルの設定

  8. Configファイルを編集します。 sqlite: path: /Users/YOUR_USERNAME/mcp.sqlite

    • YOUR_USERNAMEの部分を自分のmacのユーザー名に置き換えます。
  9. Claudeデスクトップアプリの再起動

  10. Configファイルの編集が終わったら、Claudeのデスクトップアプリを再起動します。

  11. 設定の確認

  12. 再起動後、Claudeアプリのメニュー内で「Settings」を選択し、「Developer」項目を確認します。
  13. ここに先ほどconfigファイルで設定したsqliteの記載が表示されていれば準備完了です。
  14. 設定できると検索バーの右下にトンカチマークが表示されます。

Windowsの場合は設定方法が異なるため、以下の記事を参考にしてください。 WindowsでのMCP設定方法

MCPの活用事例

MCPを活用することで、以下のようなことが可能になります。

1. Web検索結果の保存

Web検索結果をローカルファイルに自動保存できます。 これにより、必要な情報を効率的に収集・保存できます。

Web検索結果の保存

2. ファイル管理の自動化

定期的なバックアップ、ファイル名の一括変更、重複ファイルの検出などを自動化できます。 これにより、ファイル管理の効率が大幅に向上します。

3. ドキュメント管理

レポートの自動生成と共有が可能です。 AIアシスタントがデータを収集・分析し、その結果をレポートとしてGoogleドライブに保存し、Slackなどのコミュニケーションツールで共有できます。

4. 開発支援

GitHubとの連携によるコード管理、自動デプロイ、テスト自動化が可能です。 これにより、開発プロセスを効率化できます。

まとめ

MCPは、LLMをより安全かつ便利に活用するための強力なツールです。 設定には少し手間がかかるかもしれませんが、その後の効率化効果は非常に大きいです。 ぜひ、MCPを活用して、LLMの可能性を最大限に引き出してみてください。

最後に

もし、この記事が少しでも役に立ったと感じたら、「like」や「フォロー」をしていただけると嬉しいです。 また、コメントもお待ちしています!@keiji_dl


いかがでしたでしょうか? このブログ記事が、皆様の生成AI活用の一助となれば幸いです。 今後も、最新のAI技術に関する情報を発信していきますので、ぜひご期待ください。

ブログ一覧に戻る